ぼんやり日記

毎日の記録

最終日

◎2020年7月17日(金)

 

 深夜2時まで知人と電話。顔を見せ合うオンライン通話よりも、ごろごろ寝転びながら話せるアナログな通話が落ち着く。

 

 藤井新棋聖の記事を読みたくて、朝、駅のコンビニで、朝日、読売、毎日の各紙を購入。朝日は家で購読しているのに何故買ってしまったのか。直木賞芥川賞の受賞者の寄稿も各紙そのうち載るはずなので、それを読み比べるのも楽しみ。

 

 暇であればあるほどお腹が空いて余計なものを食べてしまう。単調な仕事の際は、ビタミンCの飴を舐めて気を紛らわせるのだが、ここ一週間くらい食べていない。忙しい。でも楽しくなってきた。いい調子だ。明日は誕生日なので、特に何があるわけでもないが、なんとか今日中に仕事を終わらせようと決め、一人になれる部屋に移動。集中して作業に取り組んだ。2時間ほど残業したけど、大体の目途は立ったので「明日、有給取らせていただきます」と上司に報告。「え、急だね」と言われたものの、あっさり承認してもらえた。5月に転職してから、既に4日くらい有給使っている。かなり融通が利く。気楽に休めるって思えば、平時に心の平穏を保てる。

 

 来週会う予定の友達が「27歳とはお別れできた?」とLINEをくれた。誕生日が2日違いなので、お互いいつも祝い合っている。無為に年を重ねていくのは怖いけれど、自分のことを覚えていてくれる友達がほんの一人でもい続けてくれるなら、なんとかやっていけるかなと思う。

 

居場所

◎2020年7月11日(土)

 

 大学時代のサークルが解散する。数か月前に聞いた時、「そっか、さみしいな」とは思ったものの、わざわざあの場所を見に行こうとまでは思っていなかった。それが、仕事終わりに先輩に呼び出され、部室に行くことになった。退去前の備品整理や大掃除をしているという。インカレだったので、京都の大学から電車で約1時間、大阪のオフィス街と歓楽街の入り混じるエリアに部室はある。駅を降りてすぐ、居酒屋やきらきらネオンの風俗店がひしめき合っている。雑多な雰囲気は変わっていない。

 

 サークルの拠点はビルの一室。狭くて急な階段を上っていくと、楽しそうな話し声が聞こえてきた。扉を開けると、「部室おいでよ」と誘ってくれた1学年上の先輩。もう一人は名前は聞いたことがあるけど初めて会うOBで、2001年の卒業生だという。私が小学校低学年のころ学生だったのか。それなりに歴史のあるサークルなので、世代の違うOBとも時々出会う。「何か気になる物とか私物があったら持って帰っていいよ」と言われた。

 

 部室はとにかく汚かった。カーペットやカーテンを洗ったことはあっただろうか。本棚のファイルを手に取ると、埃まみれ。なんだかかゆくなってくる。何より、ただ物が散乱しているだけでなく、人の匂いが濃く染みついている。もちろん物理的に汗は染みこんでいる。クーラーはほぼ壊れていたし、夏は地獄だった。徹夜で作業を終えて、力尽きて臭い床に横たわる者、ハイになって朝6時まで開いている焼肉屋に向かう者。家に一人でいるのが寂しくて、用もないのに部屋の隅でカップラーメンを食べている者。単なる部室じゃなくて、居場所になっていたんだと気付く。だから、人の匂いがこびりついて消えないんだろう。青臭いけど、たぶん本当にそう。

 

 ノスタルジーを感じるのは、部屋の中身が全く変わっていないからかもしれない。私が初めてこの扉を叩いたのは2011年の春。9年も経つのに、何も変わっていない。壁に貼ってある注意書きや、連絡網、ホワイトボードに残されたメモ。ありとあらゆる情報が更新されていない。これは私たちの世代が書いたものだ。こんなにもそっくりそのまま残っているってちょっと怖い。全盛期は80人以上いた部員が最後は数人になったと聞いた。少なくとも、最近の部員にとって、居場所ではなかったんだろうなーと感じる。

 

 大学時代、京大の吉田寮や、社会運動系の若者のシェアハウスに遊びに行った時、「こんなところがまだあるんだ!」って興奮したものだが、今思えばここもそんな場所だったのかもしれない。絶滅危惧種のような、今の時代から駆逐されてしまうような場所。来月中には完全に退去する。数十年分の人の匂いが染みついた部屋を誰が使うのだろうと思うけれど、立地は抜群だし、クリーニングして、内装補修すれば、次の入居者はそのうち見つかるだろう。そうなれば、もうこの扉を開くことはできない。

 

 何か持って帰ろうかといろいろ探した。でもOBの人が全ての資料や写真はデータ化して卒業生皆で共有すると教えてくれた。となると、私物も置いていなかったので、特に何も必要なかった。誘ってくれた先輩は熱心に備品を整理していた。それもそう、先輩は車で今住んでいる広島から駆け付けたのだ。私とは気合の入れようが違う。

 

 すっかり夜も深くなり、先輩が「せっかくだから、どこかドライブしよう。家まで送るから」と言ってくれた。選択肢は神戸か奈良。「夜景がきれいっぽいので」と神戸を選んだ。アテンザの助手席に座り、阪神高速をぐんぐん進む。私は自分の安い壊れかけの車(いまは知人に譲渡した)でしかこの道を運転したことがなかったので、乗り心地の良さに感激した。振動がない。給油するときはレギュラーではなく、軽油らしい。たしかに、ディーゼルの列車と同じ音がした。

 

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 いろいろと真面目な話をしていたのに、兵庫県に入るとマンションや工場の夜景が本当にきれいで。2人とも「きれい!」しか言わなくなった。「奈良にしなくてよかったな~。真っ暗で今頃、なんだこれってなってたよ」と先輩。奈良には悪いがそうかもしれない。赤く灯ったポートタワーが見えてくる。高速を降りて、近くの駐車場に停めた。雨はなく、風も涼しい。この辺り、定番お出かけスポットなのにちゃんと来たのは初めてだった。海沿いを歩きながら、「神戸大に行ってたら、終電を気にせずこんなロマンチックな街を歩けたのにな」と先輩。私は「いやいや、神戸大は山だから。自分の車でどこにでも行ける大人になってよかったってことですよ」と答えた。

 

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学び直し

◎2020年7月8日(水)

 

 「元気?」

 前職の同業仲間から、半年ぶりくらいのLINE。こういう時は大体「ペアーズでうまく行かなかった~」と愚痴られるのだ。1年前、東京本社の行きたかった部署に栄転し、家賃15万円のデザイナーズマンションに住む男…。ハイスぺでむかつくくらいなのだが、恋愛においてはポンコツなのが憎めない。話したいらしく、電話すると、案の定「マッチングしたハイスぺ女子と会ったけど、ピンとこない。僕って高望みなのかな…」という話。withコロナ時代でもたくさん人に会っているようだ。「恋愛は日常だから」とのこと。似たような話を知り合ってから5年くらい聞いてるけど、一向に変化がない。煮え切らねえなーとツッコミつつも、その変化のなさに安心もする。

 

 私の転職話をする中で、「1年前話したこと覚えてる?医者になりたいって話」と切り出される。友達が東京に行ってすぐのころ、電話でぐだぐだと仕事の愚痴を言い合う流れで「いまの仕事を選んでなかったら何したかった?」という話題になった。私は弁護士と答えた。確か、当時仕事で関わることもあり、社会での存在意義の大きさに憧れてたんだと思う。「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」というスクールロイヤードラマにハマっていたというミーハーな理由もある。もちろん法学部出身ですらなく、いまさら勉強するつもりもない。本気じゃない。友達は医者と答えた。定年がなく食いっぱぐれることのない仕事に就きたいという理由。与太話の一つだと思っていた。

 

 それが去年の秋から予備校に通い、今年中に編入試験を受けるという。まさか、本当に行動に移していたとは。「どこにそんなモチベーションあったの!偉すぎる!尊敬!ただのペアーズ男じゃなかったのね」とまくし立てると、「馬鹿にしてるでしょ」と笑われた。でも、本当にそう思った。激務なのによく勉強ができるよ。あんなに東京で働きたいって言ってたのに、受験予定の大学はどこも三大都市圏から離れている。そこで5年か。それでもやりたいって思えたんだなあ。ずっと変わらないと思っていた人が、変わろうと動く姿はさみしいけど励まされる。

 

 それにしても、社会人になってからも学び直せる、そういう選択肢があるんだなーと。大学進学時に選んだ学問が本当に学びたかったことなのか、新卒で就職時に入った会社が自分に合った場所だったのか。ミスマッチや方向転換は全然ありうるわけで。社会人数年目で、自分で稼いで貯めたお金を使って、学び直すというのは理にかなっている。ただ、友達はかなりの高給取りだから実行に移せるというのもある。誰でも、どんな仕事に就いたとしても、方向転換するための資金を貯められるくらいの給料が保障されていればなあ。とにかく、友達が無事に希望の大学に合格するよう祈る!でも、今週もペアーズ女子とデートらしい…。

 

蝉の声

◎2020年7月7日(火)

 

 朝、雨のやみ間に、蝉の声が聞こえた。入道雲の空にひまわり畑、麦わら帽子で駆ける子どもたち…といった映像が頭に浮かぶ。そんな典型的な夏を体験したことない気がするけど、蝉の声を聞くとそういう架空のノスタルジーに浸っちゃう。テレビを消して、ベッドに寝そべって声だけを聞く。鳥はうるさいと感じるのに、蝉は不快にならないのが不思議。蝉は音量やリズムが一定でBGMとして安定しているし、聞こえる時間も大体想像つくから不快要素が少ないのかな。考えている間に雨が激しくなり、何も聞こえなくなった。大雨の間も蝉は合唱しているのに、かき消されているのか。それとも黙っているのか。

 

 「はちどり」を見にナナゲイに行くつもりだったけど、この天気で出かけるのも面倒。朝、昼兼用のご飯を食べてだらだらしているうちに、生理痛がひどくなってきた。ロキソニンを飲んでも全然効かない。出かけるかわりにアマプラで映画でも見ようと思ったけど、座るのも苦しい。

 

 寝転んでスマホを見る。ツイッターのTLは昨日の「やまとなでしこ」の感想で持ち切り。放送当時小学校低学年のはずだけど、みんな見てたんだな。テレビドラマを全世代が見ていた時代だったかな。私は、新内眞衣さんがラジオでことあるごとにバイブルだと主張していた印象が強い。松嶋菜々子さん演じる神野桜子に、新内さんを見出してしまった。髪型やメイクを寄せているわけでもないんだけど、なんとなく、新内さんが憧れの人として相当影響を受けたんだろうなーというのがわかった。ドギツイことを言っていても上品さがあって、不快にさせない語り口かなあ。

 桜子さんは確かに魅力的。燃えさかる自宅に突入してブランド服を持ってきてくれた欧介(キツく振った)に、「この服?」と文句を言うという図太さに、呆れつつも笑えてしまう。いまのドラマだったら絶対放送後にSNSでバッシングされそうな性格設定だ。「一度着た服は二度と着ない」なんて言っていたのに、火事から救出された純白のセットアップを着て現れたラストはぐっときた。今週の新内さんのラジオの感想が楽しみ。

 

 大学時代使ってた銀行の通帳のページを久々にめくる。残高が千円を切ると、コンビニのバイト代3万円(多くても4万円)が入ってくる…の繰り返し。新宿や梅田からカードで引き出した記録は、たぶん就活中だろう。残高2千円で飲みに行ったり、バイト代つぎ込んでフランシュリッペ(当時好きだった)の服を買ったり。なけなしのお金を余すことなく使っていた記憶が蘇る。その通帳はいま、奨学金の返済専用になった。毎月1万4400円が自動的に引き落とされる。ごちゃごちゃと出入りの激しかった明細には、ここ数年同じ数字が規則的に並ぶ。だから改めて見る機会もなかったのだけど。返済が終わるのは10年後くらいか。これからも稼がないと。何かがきっかけで免除になったらいいのになー。

 

私が70歳のときの服

◎2020年7月1日(水)

 

 同じ島の人が、私のデスクをじっと見て立ち止まる。「これ、どこで…」。デスクの上の花柄のポーチを指さす。「あー昔ファンケルのお試しセット注文したら、付録でついてきたんです。大きくて、ざっくり入って便利なんです~」と言うと、「私も持ってます!」。なんだ、そういうことか。この人とは前にブラウス(50%オフで1,500円)も被ったことがある。私服とオフィス服を分けて考えているので、たぶん趣味が一緒というわけではないが、選ぶ基準が似ているのかな。

 

 50代と20代が一緒の服を着るというのは、昔はあまりなかった気もするが、この間ツイッターで見かけた流行の変遷を見ると、世代間の大きな違いがなくなってきていると感じた。ジェンダーフリーならぬエイジフリー?この間、帰り道にレトロなワンピースに白い割烹着姿の高齢女性を見かけて、「リアルフネさんじゃん」と思った。フネさんは着物だけど。いかにも「おばあさん」な恰好する人って減っている。自分が70歳になったとき、どんな服装を選ぶのだろう。

 そういえば、ドラマとか漫画に出てくる高齢者もアップデートしてほしいな。「~じゃ」「~じゃのう」なんて使う人はいま、少なくともマジョリティーではないはず。

 

◎2020年7月2日(木)

 

 職場でかぼすが配られた。上司が知人からたくさんもらったらしい。誰かが「すだちかー、いいねえ」と言った。大きさから全然違うよ、もう!すだちのいいところを言わせてくれ。使い切りサイズで便利なので、刺身とか味噌汁(合うんです)に一人分ちょこっとかけられる。withコロナ時代にシェアしなくていい薬味として売り出そう。輪切りにしてうどんとかそうめんに散らしても爽やかだし。まあ、同じ香酸柑橘類で、成分的にも大きくは変わらないのだけど(調べたことがある)。

 

 なぜすだちの肩を持ってしまうのかというと、数年だけだけど徳島で暮らしていたから。生まれ故郷でもないし、やっぱり大阪に住みたいと思って帰ってきたけど、妙な愛着というか執着がある。好きじゃないところも多いけど、完全には憎めない。話題の中で軽んじられたりすると、ちょっとムッとしてしまう。大阪は笑われてもいいけど、よく知らない人(ここ重要)に徳島が笑われると心が痛む。徳島で暮らす人の顔が、具体的に一人一人思い浮かぶからかなあ。

 「翔んで埼玉」みたいに、埼玉とか大阪ってキャラ付けとして差異を笑える立ち位置なんだろうけど、「翔んで徳島」は難しいな。まず、存在感が薄くて「あるある」が全国に通じなさそう。自虐が悲壮感帯ちゃうと笑えないし。それがいいとか悪いとかではなく。地域イジリってナイーブな話の場合もあるし…だからこそ笑える埼玉ってすごい。

 

脂っこいラジオ

◎2020年6月26日(金)

 

 行きと帰りの電車でMusicFreaks(FM802)をradikoで聴いた。ビッケブランカの代打で、岡崎体育がDJ。親が寝るときにいつもラジオかけっぱなしで寝てるのだが、この代打回が面白くてなかなか寝られなかったと言っていたので気になったのだ。たしかに何気ないフリートークがふふふと笑える。「ビッケさんと思ってつけたら、間違ってAMラジオつけたかと思いました」とリスナーからメッセージ。「うん、AMラジオの脂っこさありますよね~」と返す岡崎さん。そうなのよ、802ってトークよりも音楽メインで、普段トーク内容ってそんなに頭に残らないんだけど、岡崎さんのはつい聞き入ってしまう。

 

 「LINEでハートマークつけたら、男子から勘違いされちゃいました!男の人ってみんなそうなんですか?」。女性リスナーのメッセージ、これ、あるあるの質問すぎるぞ。自分でもわかってて聞いてるだろう。岡崎さんの答えは「そもそも、なんでハートマークつけるんですかね。うーん、ヘリコプターの絵文字3つくらい並べたらええんちゃう?あの一回も使わへんやつな。それかハートマークの後ろに(義理)ってつけよ」。誰も傷つけず、くすっと笑えるオチがつく返し。優しい性格が伝わる。

 

 選曲も心に残った。仕事で理不尽なことでちくちく言われて、休憩中転職サイトを何度も見てしまったが、横断歩道を渡りながら聴く手嶌葵の「blueMoon」で、癒された。ひんやり心地よい曲。アリシアキーズの「Perfect way to die」も、しっとりとしたその流れでかかっていい曲だなーと思ったら、そうかBlack Lives Matterの関連なのだね。グッドシャーロットの「Lifestyles of  the rich and famous」の曲紹介は、「中学のときにこの曲流行って、地元にバロっていうレンタルショップがあるんやけど。バロで人気過ぎて何か月も借りられへんかったんよな」。なんかわかるなあ。わくわくしながら待つ時間も込みの思い出の曲。岡崎さんの「式」のライブ音源もよかった。こういう内省的な楽曲がたまらなく好き。

 

幻の鳥と猫

◎2020年6月14日(日)

 

 最近目覚ましをかけていなくても、夜更かししていても、仕事の日と同じくらいの時間に起きてしまう。そういう体のリズムができてきたんだろうけど、それだけじゃない。鳥の鳴き声に耐えられず目が覚めてしまうのも一因。数週間前から隣の棟の屋上に鳥が住み着いているらしく、姿は見えないのに強烈な声。なんとも形容しがたいけれど、南国にいそうな感じ。赤とかピンクとか、派手な見た目だと勝手に想像している。きっと違うけど。私の中で、幻の「目覚まし鳥」と勝手に呼んでいる。

 

 せっかくちゃんと起きたので、親と一緒に出掛けた。電車に乗りながら行き先を考え、私の希望で松屋町に行くことに。空堀商店街とか卸問屋街を散策し、旧ヤム邸でカレーを食べた。揚げゴーヤのせ梅チキンカレーとアジアン麻辣ビーフカレーのあいがけ。ピクルスを大盛に変更。暑くて蒸し蒸ししている日だからこそ、カレーというチョイス、間違っていなかった。食べていると、「にゃー」という声が小さく聞こえ、気のせいかと思っていたら、テーブルの隣にある布で覆われた物置きスペースから、爪を研いだり、がそごそ動き回ったりする音がした。姿が見えない幻の猫。しばらくすると、足元にふわふわした何かが触れ、見ると本物の猫だった。びっくり。そして、かわいい。飲食店の子なのでおいしいものをよく食べているのか、ふくふくしていた。

 

 帰宅し、昨日の野ブタの録画を見た。最近無性に人恋しい。昨日もオンライン飲み会をしたけど、やっぱりバーチャルだなと実感し、退出した瞬間落ち込んでしまう。