ぼんやり日記

毎日の記録

どこで買う

◎2020年5月17日(日)

 

 鶴橋から生野コリアタウンまで歩いた。路地を歩くのが楽しい。自転車店の「自」だけ抜けた看板を見つけたり、きれいな花がたくさん鉢植えに並んでいると思ったら、全部造花だったり。物干しの洗濯物を見ると、知らない人の生活がここにあるって実感する。

 

 休業要請が緩和されたからか、御幸通は家族連れでそこそこにぎわっていた。成田商店ではトマトキムチとナムルをゲット。「キムチといえば成田商店」「チヂミできたてやでー!見てってやー」。店の人が袋に詰めながらも次々声を上げて、活気がある。麦の家では、普通のキンパを買うつもりが、間違って米じゃなくてプルダックポックンミョンという激辛麺入りを買ってしまった。ヒリヒリしすぎて、一口目に感じていたおいしさを忘れてしまう。コスメ店の店先で、段ボールに入った大量のマスクが安値で売られていたけど、誰も気に留めていなかった。

 

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 ハイハイタウンのルーブル書店に寄った。明日で閉店。母が大学時代に時々来ていたらしい。着々と片づけられていて、本が詰められた段ボールもあちらこちらに。セレクトコーナーにあった、高橋源一郎・辻真一の「雑の思想」と綿野恵太の「『差別はいけない』とみんないうけれど。」を選んで、母にはナンプレ雑誌を購入。最後なので、普段はしないブックカバーをかけてもらった。レトロだけど、ハイブランドみたいでおしゃれなロゴマークが入っていた。本って、どこで買うか、それ自体が意味を持つはず。大切な選択肢。まちの本屋がなくなる損失は大きい。